既存の住宅を最大限に活かしたいと考えている方は、全面リフォームを検討しているかもしれません。
しかし、全面リフォームには費用や選択肢など、様々な要素が絡み合ってきます。
この記事では、全面リフォームの費用とその内訳、リフォームの種類、そしてリフォームと建て替えの違いについて詳しく解説していきます。
ぜひ参考にして、素敵な暮らしを実現してみてください。
□全面リフォームの費用相場について
全面リフォームの費用は、物件の種類や規模によって大きく異なります。
一般的に、一戸建てはマンションよりも費用が高くなる傾向にあります。
一戸建ての場合、全面リフォームの費用相場は1,200万円~1,500万円です。
省エネ性能や断熱性能をより上位の等級にする場合はさらに工費は上がりますが光熱費は抑えられてより快適になります。
一方で、マンションの場合、600万円~900万円が中心価格帯です。
しかし、これらの金額はあくまで目安であり、実際にリフォームを行う際には、建物の構造や築年数、使用する建材や設備、工事内容によって費用は大きく変動します。
また、給排水管の交換が必要かどうか、建物が旧耐震か新耐震か、によっても変動します。
□全面リフォームのメリット・デメリットとは
全面リフォームは、既存の住宅を生まれ変わらせる有効な手段ですが、メリットとデメリットを理解しておくことが重要です。
ぜひ参考にしてみてください。
メリットとして、建て替えに比べて費用を抑えられる点が挙げられます。
全面リフォームは、基礎部分や構造躯体を残すため、建て替えに比べて工期が短く、費用も、建物によりますが、約30%ほど抑えらられます。
また、既存の住宅の良さを残しながら、新しい機能やデザインそして、省エネ・快適性を取り入れられる点も魅力です。
方法によっては、仮住まいに移ることなくリフォームできます。
一方で、デメリットとして、建物の構造や設備によっては、全面リフォームができない場合があります。
例えば、耐震基準が満たされていない場合や、配管の老朽化が著しい場合は、建て替えを検討する必要があるかもしれません。
また、全面リフォームでは、建物の構造や設備に合わせた工事が必要となるため、計画段階から綿密な打ち合わせが必要です。
さらに、建て替えに比べると自由度が下がってしまう点もデメリットの1つでしょう。
□まとめ
全面リフォームは、費用や工期、そして建物の構造や設備など、様々な要素を考慮する必要があります。
この記事では、全面リフォームの費用相場やメリット・デメリット、そして建て替えとの違いについて解説しました。
今回の内容を参考に、皆さまにとって最適な方法を選択してください。