冬の寒さは、私たちの睡眠にも大きな影響を与えます。
寝室が寒くてなかなか寝付けない、寝起きが悪いなど、冬の寒さによる睡眠の質の悪化を感じている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、寝室の寒さ対策として、すぐに実践できる効果的な方法を紹介します。
住環境は住人の健康状態やQOLに影響を及ぼします。
実は、WHOは室内温度は18℃以上を推奨しています。
詳しくは、以前のブログ断熱は日本を救う!http://renovation-suruokun.jp/blog/blog-952/ をご覧いただければと思います。
□寝室が寒い原因
1:窓からの冷気や隙間風
窓は、家の中でもっとも熱の出入りが大きい場所です。
暑さの7割、寒さの5割の原因は窓です。
詳しくはこちらをご覧ください。https://renovation-suruokun.jp/blog/blog-1000/
窓は外気に直接触れるため、たとえ閉め切った状態でも室内に冷気が伝わってしまいます。
窓の断熱性が低いと室温が上がりにくく、暖房をつけてもなかなか温まりません。
また、経年劣化によって建物にゆがみが生じると、窓の隙間から風が入り込んで室温を下げてしまう場合もあります。
2:足元に溜まった冷気
温められた空気が冷やされ、足元に溜まる現象を「コールドドラフト」といいます。
「空気は温かい、足元だけが冷える」という場合は、このコールドドラフトが発生している可能性があるでしょう。
また、合板のフローリングは断熱性が低いため、さらに冷たさが伝わりやすくなってしまいます。
3:壁の断熱材の劣化
冷気は窓だけでなく、壁からも伝わります。
窓からの冷気や隙間風を対策しているにも関わらず寝室が寒い場合は、気密が取れていないことと、断熱欠損(断熱材が適切に施工されていない)が原因です。
特に、古い物件は、そもそも断熱材は入っていないか、入っていても、結露でカビだらけになっている場合も多いのが実情です。
□寝室の寒さ対策
1:隙間にテープを貼る
外の冷たい空気が直接入る窓は、最初に対策しておきたい場所です。
窓が開いていなくても、窓枠のパッキンが劣化していると隙間風が入りやすくなります。
隙間風が気になる場合は、窓枠とサッシの間に隙間テープを貼りましょう。
隙間テープは100円ショップやホームセンターなどで手に入れられるため、リーズナブルに対策できます。
隙間テープを貼ったあとは、窓がきちんと閉まるか、隙間風がしっかりシャットアウトできているかを確認しましょう。
2:断熱効果があるシートを窓・床・壁に使う
住宅が古くて断熱材が劣化していると、冷気が伝わりやすくなります。
その場合は、寝室の窓・床・壁に、断熱効果があるシートを使って対策しましょう。
・窓:断熱シート・プチプチ・アルミシートなど
・床:ジョイントマット・コルクマット・アルミシート・絨毯など
・壁:断熱シート・プチプチ・段ボールなど
断熱シートを貼ると空気の層ができて冷気を通しにくくなり、温かい空気が逃げにくい室内ができます。
賃貸住宅にお住まいの方は、簡単にはがせる商品を使用しましょう。
3:寝室のカーテンの長さや厚さを見直す
カーテンを付けているのに寒さを感じる場合は、カーテンの長さや厚さを見直すことが大切です。
賃貸住宅で窓にシートを貼りたくない方でも、カーテンを見直す方法なら取り入れやすいでしょう。
窓の大きさに比べてカーテンの面積が小さいと、冷気が入りやすいため、長めの丈・幅のカーテンの使用をおすすめします。
また、薄い生地は冷気を通しやすいので、厚めの生地を選ぶと良いでしょう。
もし長めの丈・幅のカーテンを付けても寒いのであれば、冬用の裏地付きのものや、防寒機能が付いたものを使用する方法もあります。
□まとめ
この記事では、寝室の寒さ対策として、すぐに実践できる効果的な方法をご紹介しました。
隙間テープや断熱、カーテンなどなど、少しの工夫で快適な睡眠環境を実現することができます。
これらの対策を参考に、冬の寒さからくる睡眠の質の低下を改善し、ぐっすり眠れるようにしましょう。
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