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断熱材のない家の防寒対策!寒さの原因と費用を抑えた効果的な対策

築年数が古い家にお住まいで、断熱材がないことに悩み、冬場の寒さ対策に困っている方へ。
「断熱材がないから冬は本当に寒い」「電気代が高くつくのが困る」「どうにかして寒さをしのぎたいけど、リフォームは費用が」と感じているのではないでしょうか。
そこで本記事では、断熱材のない家の防寒対策について解説します。

□断熱材のない家の寒さの原因

断熱材がない家は、まるで冬の寒さをダイレクトに体感できる「寒さ体験施設」のよう。
なぜ、断熱材のない家はこんなに寒いのでしょうか。
その理由は、断熱材がないことで、外気温がそのまま室内に伝わってしまうからです。

1: 寒さがダイレクトに伝わる

古い家では、断熱材が入れられていないケースがあります。
外気温が0℃とすると、断熱材がない家は、薄い壁一枚で外と繋がっているため、室温を上げても暖房効果が弱く、すぐに冷えてしまいます。
まるで、冬の寒さをダイレクトに感じているような感覚に。

2: 暖房効率が悪く、電気代が高くなる

断熱材がない家は、暖房効率が悪く、電気代が高くなる傾向があります。せっかく暖房器具を稼働させても、すぐに冷えてしまい、暖房の効き目が弱くなってしまうのです。
冬場の電気代は、家計への負担も大きくなってしまいます。

補足説明;

日本の住宅の住環境は、海外の基準に比べて既に”周回遅れ”となっております。仮に断熱材があったとしても、快適性、省エネ性能を求めるならば不十分です。

20年以上前の基準も満たしていない!! 

「G7の中で、住宅における断熱性能が義務化されていないのは日本だけで、アジアでも、中国や韓国では義務化されているのです。」

日本はかなり遅れていています。現在の住宅業界では1999年に決められた基準(断熱等級4)を未だに、『次世代省エネ基準』として掲げているだけです。

しかも、義務ではありません。例え、この基準をクリアしたとしても、最も基準が厳しいドイツと比べると、床面積100㎡の家で年間に使用される灯油タンクの量が約7倍も違います。

さらに驚きなのは、日本の既存住宅の大半がこの基準さえもクリアできていません!既存住宅において、「次世代省エネ基準」を満たしているのは1割強程度。

なんと全体の7割弱は1980年に設けられた旧基準(断熱等級2)、ないし無断熱で造られています。

詳しくは、こちらをご覧ください。⇨ 日本の家の「断熱性能基準」は世界最低!

3: 健康にも悪影響が

室温が低いと、身体は常に冷え切った状態。
これは、免疫力の低下や血行不良、肩こりや腰痛などの健康問題を引き起こす可能性も。
特に、小さなお子さんや高齢者は、寒さの影響を受けやすく、体調を崩しやすいので注意が必要です。

補足説明;

住環境はその家に住んでいる人の健康状態にも影響します。住環境が健康に及ぼす影響

□費用を抑えた断熱材のない家の防寒対策

断熱材がない家は、冬場の寒さ対策が重要です。
しかし、リフォームとなると高額な費用がかかってしまうため、なかなか踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、費用を抑えながらも効果的な断熱材のない家の防寒対策を7つご紹介します。

1: 窓に断熱シートを貼る

窓は、室内の熱が逃げる最大の原因の一つ。
窓に断熱シートを貼ることで、室内の温度を逃がさず、暖房効率をアップさせられます。
市販の断熱シートは、種類も豊富で、価格もリーズナブルなので、手軽に始められる防寒対策です。

2: カーテンで窓を覆う

遮光カーテンや厚手のカーテンは、断熱効果も期待できます。
昼間は太陽の光を遮断することで、室温の上昇を抑え、夜は冷気を遮断することで、暖房効率を高める効果があります。
レースカーテンと組み合わせることで、見た目も美しく、機能性もアップします。

3: 床に断熱マットやカーペットを敷く

床からの冷え込みは、体の冷えに直結します。
断熱マットやカーペットを敷くことで、床からの冷え込みを防ぎ、足元を暖かく保てます。
厚手のものや、断熱効果の高い素材を選ぶと、より効果的です。

4: 暖房器具を活用する

暖房器具を活用することで、効率的に室温を上げられます。
電気ヒーターやファンヒーター、石油ストーブなど、様々な暖房器具がありますが、部屋の広さや用途に合わせて適切なものを選びましょう。
省エネ機能付きの暖房器具を選ぶことも、電気代節約につながります。

5: 隙間風を防ぐ

窓やドアの隙間から冷気が入り込むと、せっかく暖めてもすぐに冷えてしまいます。
隙間テープや防風シートなどを活用して、隙間風を防ぎましょう。
特に、玄関ドアや窓枠の隙間は、しっかりと塞ぐようにしましょう。

6: 暖かい服装をする

室内でも、暖かい服装をすることで、体温を維持できます。
特に、首元や足元は冷えやすいので、マフラーや靴下などを着用しましょう。
厚手のルームウェアやパジャマもおすすめです。

7: 室内干しで暖房効率アップ

洗濯物を室内干しすることで、部屋が暖かくなります。
浴室乾燥機や除湿機などを活用すると、より効率的に乾燥させられます。
ただし、湿気がこもりやすいので、換気をこまめに行うようにしましょう。

8:省エネ断熱改修工事のススメ

新築高断熱住宅が高くて手が届かないなら省エネ・高断熱リノべがお勧めです。

□まとめ

断熱材がない家は、冬場の寒さ対策が必須です。
窓や床からの冷気を防ぎ、暖房効率を上げる工夫をしましょう。
今回紹介した対策を参考に、費用を抑えながらも快適な冬を過ごせるように、あなたもぜひ試してみてください。

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