山形県東根市のリノベーション&増改築リフォーム専門店「リノベスル夫くん」の社長の菅原と申します。
今回のブログでは、一冊の本を紹介させて頂きます。
その本の題名は「断熱」が日本を救う 健康、経済、省エネの切り札という題名です。
著者 高橋 真樹氏 出版社 集英社新書
サブタイトル 日本の家はなぜこんなに寒い!?
まずは「窓」から手を付けようー 誰でもできる住まいの改善策から持続可能なまちづくりまで。
まあ、このようなタイトルです。
皆様にもぜひお読み頂きたい一冊です。
昨今、住環境が健康に及ぼす影響が研究されております。
例えば、断熱性能の高い住宅に転居した人にアンケートを取ると、ほぼ全ての人が、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、気管支喘息などが改善したと答えております。
(近畿大学・岩前 篤教授の研究)
日本の住宅性能はG7諸国の中で,最下位で窓や壁内で結露が起こり、カビが発生し、カビを餌とするダニが繁殖しやすい住宅が多いのでアレルギーが緩和されるは当たり前です。
日本では2025年で断熱等級4が義務化されますが、海外に目を向ければ、このレベルでは、海外諸国では基準を満たさず、違法建築物となるレベルです。
断熱等級について⇨https://renovation-suruokun.jp/blog/757/
海外から日本に来た人たちが「日本の家は寒い」と口を揃えていうのは当たり前です。
日本では、寒くて当たり前と思われておりますが、寒くて、寒暖差のある家は、特に高齢者にとってはヒートショックなどのリスクが高く危険な住環境になります。
WHO(世界保健機構)は{住宅と健康ガイドライン}で摂氏18度以上にすることを強く勧告しており、先進国で満たしていないのは日本だけなのかな?と思っております。
イギリスの健康省、イングランド公衆衛生庁「イングランド防寒計画」では、室温が18℃未満では血圧上昇や循環器系疾患に影響し、16℃未満では呼吸器系疾患に影響する恐れありと述べております。
断熱改修をした約2000軒の住宅に暮らす4000人ほどを対象に、改修前後の5年間の健康状態の変化の比較調査が行われました。(調査委員会の幹事は慶應義塾大学の伊香賀 俊治教授)
調査は、性別、年齢、肥満度など条件を揃えて比較した結果、断熱改修後には、起床時の最高血圧が平均3.5mmHg下がった結果が出ました。
厚労省の「健康日本21の目標値」は40~80歳代で最高血圧4mmHg下げることを目標にしております。
これを達成すれば脳卒中による死亡者を年間1万人、心筋梗塞による死亡者を年間5000人減らせるとしています。
これまで、血圧を下げる対策として、減塩、減量、運動、禁煙、酒の量を減らすことが推奨されてきましたが、住環境を変えるだけでも3.5mmHg下がります。
住環境は住人の健康状態やQOLに影響を及ぼしますので、リフォームの際には、見栄えだけでなく、住宅の性能を向上(断熱、気密、温熱設備改修)も併せてご検討して頂ければ幸いです。
山形県東根市のリノベーション専門店「リノベスル夫くん」。
”新築以上の感動を”をコンセプトに、耐震断熱収納2倍のリノベーションをご提案しております。
性能向上のリフォーム・間取りの自由変更・実家二世帯化・増築/減築・バリアフリーリフォームなども承っております。
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